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セクマイへの目覚め~1~


 お久しぶりです。ってほど、日が経ったわけでもないけど。
 彼女とノリに乗せて深夜カラオケ行ってからの満喫行ってからの仮眠して仕事してそのまま気付けば36時間起きてた(笑)

 今日はそうだね、私のセクマイ話についてできたらいいなって思ってます。





 私が最初に『同性愛』かもって思ったのは、中学三年生の時でした。


 その話に向かうまでに、少し長くなるけれど、色々と話をしておかないとね。
 中学に入って二回転校して、最後に辿り着いた先で、学級委員長と仲が良くなったの。
 そうだね、名前を、『井上まどか』ってのにしておこう。
 あまりにも強烈な出会いだったから、是非とも話をさせてほしい。



「まどかちゃん、今日からこのクラスに入るセリカちゃんです。色々と分からないこともあるだろうから、まどかちゃんが教えてあげて」
 そう言った先生の言葉に、眼鏡の奥でにっこりと笑うまどかちゃんの顔を未だに覚えている。表向きとっても愛想のいい表情。でも、子供ながらに思った。

『この子、笑ってない』

 そう、目が笑ってなかった。黒髪のストレート、眼鏡に、乱すことのない制服。【優等生】という看板でも背負って生きてるんじゃないかって思うくらいの、そんな学級委員長。

「初めまして、青木セリカです。よろしくお願いします」
「初めまして。井上まどかです。このクラスで学級委員長をしてます。困った事や分からないことがあったら、なんでも聞いてね」

 二人の自己紹介を聞いて、後は大丈夫だろうと担任教師は教室を後にする。ちょうど休み時間で、クラス内は各々騒がしい。クラスの人たちとの挨拶もあるだろうからとなにかあれば、とだけ言い残してまどかは席に着き、私は転校初日の騒々しい教室の空気を味わった。

 その日の放課後、担任に呼ばれて職員室で色々と受け取り、それを持って教室に戻った時には、教室にはまどか以外誰もいなかった。シンと静まり返った教室内で、まどかは本を開いて読んでいる。多分、ファンタジー物とかそんなんだった気がする。ちょうどあの頃、そういうシリーズが流行ってたから。

「あ、まどかちゃんまだいたんだね」
「ええ、セリカさんが残ってるみたいだったから」
「あはは、そんな気にしてくれたんだ? 優しいね」

 また、口元だけ笑いながら言うまどかに、私はさほど気にもしないで、渡された荷物を机の中へと仕舞っていく。今まで読んでいた本は閉じ、身体をこちらに向けてまどかは私の動きを見た。少しだけ沈黙が走る。なんだかもやもやしたものを感じて、私は軽い溜息と共に、そっと顔を上げてまどかを見た。

「疲れないの?」
「え?」
「それ。笑ってるフリ。表向き笑ってるのかもしんないけど全然笑えてないし。めっちゃ『優等生』って感じする」
「あー……」

 私の言葉をどう思ったのか、まどかは少しの間の後、笑いながら今まで床に下ろしていた足を組んだ。纏っていた空気が一気に変わるような、そんな感じがした。

「やっぱ、わかんの?」
「わかるってか……分からせようとしてるっていうか。そういうのめんどくさくねーの?」

 男兄弟の中で育ったせいなのかなんなのか、昔から口は悪かったから、その一言でどう思われるかななんて思いつつも、帰り支度をしていく。まどかは再び笑っているけど、その笑いはさっきまでのようなものじゃなくて、こんな言い方は良くないけれど、人を小馬鹿にするような、そんな感じで片方の口端を上げて笑っている。
 そういうことね、こっちが本性ね。

「なんとなく見た時から食えねえ奴だなって思ってた」
「すごいね、よくそこまで見てる。セリカっておもしれえのな」
「まどかほどではないけれどね」

 お互いに【ちゃん】を付けて呼ぶことは無くなった。
 この出会いは、26歳になった今でも続いている。
 気付けば13年間も経ったらしい。


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